総合内科専門医試験オンライン模試
商品コード:
15171

総合内科専門医試験オンライン模試

販売価格(税込):
21,600
関連カテゴリ:
医師
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サイトを移転しました

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発売日:2017年5月8日

受験可能期間:2017年7月10日〜2018年9月頃(予定)まで

商品紹介

過去の総合内科専門医試験の出題情報をもとに作成した、オンライン模試。各科の専門医の監修による問題と解説で、ご自身の学習進捗度がわかります。

注意事項

※模試の受験や復習など行う際には、十分に安定した通信環境が必要です。受験中に通信が途切れると、解答情報を正しく保存できなくなる場合があります。

※本コンテンツは、Webブラウザ上で利用できます。リーダーアプリ「mediLink」上では利用できません。


購入前にご確認ください

本コンテンツは、全ブロックを受験完了した翌日まで成績の閲覧等の機能が利用できません。予めご了承のうえ、お買い求めください。

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受験サイト

受験方法

本商品を購入した後、下記の受験サイトに、購入手続きを行なったユーザーID(メールアドレス)、パスワードでログインすると、オンライン模試を受験できます。

模試の実施にあたり

模試の実施にあたり

現在、総合内科専門医試験の受験者は急増中で、2015年は6,787人、2016年は7731人と2013年の493人に比べ、10倍以上増加しています。対して合格率は毎年低下しており、2016年は56.7%と非常に難しくなっております。にもかかわらず学生時代と異なり、受験者全体のうち自分の相対的な位置付けが把握しにくく、それ故どこまで対策をすべきか、把握しにくい状況が続いておりました。

そのようななか、模試の実施を望まれる声が小社に届くようになり、これを受けこの度、総合内科専門医試験オンライン模試を企画いたしました。

皆様の対策のお役に立つことができれば幸いに存じます。

▼ 総合内科専門医試験 受験者数の推移
  回数 受験者数 合格者数 合格率
2013年度 第41回 493名 384名 77.9%
2014年度 第42回 3,943名 2,690名 68.2%
2015年度 第43回 6,787名 4,252名 62.6%
2016年度 第44回 7,731名 4,381名 56.7%

2017年度 第45回 総合内科専門医資格認定試験(日本内科学会のサイトへ移動します)

特徴

7つの特徴

  • ・受験者からの復元情報をもとに専門医が予想問題を作成。
  • ・『QB』シリーズと同様、くわしく、わかりやすい解説
  • ・全問題を受験完了した翌日には成績表を確認できる。(順位や偏差値は、受験者の増加により変動)
  • ・間違えた問題をくりかえし復習できる。
  • ・好きな日時に解ける。数日に分けて解くこともできる。
  • ・解説には書籍版『イヤーノート2018』への参照ページを掲載。
  • ・スマートフォンでも受験可能。

出題内容

出題内容

第1時限 85問/120分

一般問題

up to date問題

臨床問題

全250問
第2時限 85問/120分
第3時限 80問/120分

問題サンプル

問題サンプル

「総合内科専門医試験オンライン模試」は、過去の出題情報をもとに作成しているため、本番試験さながらの難易度の問題演習が可能です。端的でポイントのつかみやすい解説もあわせて、各科の専門医が監修しています。

血栓溶解療法(rt-PA,アルテプラーゼ静注療法)について適当でないのはどれか.

  • a 心原性脳塞栓症では適応となるが,アテローム血栓性脳梗塞・ラクナ梗塞では適応がない.
  • b 発症後 4.5 時間以内に治療を開始できない場合は禁忌である.
  • c 非外傷性頭蓋内出血の既往がある患者では禁忌である.
  • d 降圧療法にもかかわらず収縮期血圧 185mmHg 以上の場合には禁忌である.
  • e 抗凝固療法中の患者で,PT-INR が 1.7 を超えている場合は禁忌である.
up to date
解法の要点

アルテプラーゼ静注による血栓溶解療法は,神経予後を改善する効果のある有効な治療法である.一方,頭蓋内出血などの重篤な副作用をきたしうることから,その適応は慎重に判断しなければならない.

解説
  • ×a 血栓溶解療法はすべての臨床病型の脳梗塞に適応できる.(y-J93)
  • ○b 血栓溶解療法の適応は,発症から治療開始までの時間が 4.5 時間以内であり,これを超える場合は禁忌である.【Don't】
  • ○c 非外傷性頭蓋内出血の既往は頭蓋内出血のリスクとなるため禁忌である.【Don't】
  • ○d 高血圧は頭蓋内出血のリスクを高める.一般的な脳梗塞急性期の血圧管理は収縮期血圧 220mmHg を超える場合に慎重に降圧療法を行うこととされているが, 血栓溶解療法を施行する場合にはより厳格に血圧管理を行う.
  • ○e 凝固能低下は頭蓋内出血のリスクとなる.
正 解 a

63 歳の男性.全身に広がる瘙痒感を伴う紅斑と緊満性の水疱を主訴に来院した.4 年前に糖尿病 と診断され,2 年前から糖尿病治療薬を内服している.認知症の既往がある.糖尿病治療薬以外の 薬 剤 は 使 用 し て い な い. 身 長167cm, 体 重55kg. 体 温36.7 °C. 脈 拍84/分, 整. 血 圧 121/68mmHg.呼吸数 14/ 分.SpO2 97%(room air).血液所見:赤血球 414 万,Hb 12.4g/dL,白 血球12,100(好酸球1.7%),血小板40.5万.血液生化学所見:アルブミン2.9g/dL,IgG 1,110mg/ dL(基準960~1,960),IgA 576mg/dL(基準93~393),IgE 1,886IU/mL(基準0~170),AST 17IU/L,ALT 13IU/L,尿素窒素16mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL,血糖111mg/dL,HbA1c 6.6%(基準 4.6 ~ 6.2),空腹時血中 C ペプチド〈CPR〉3.6ng/mL(基準 0.6 ~ 1.8).免疫血清学所見: CRP 2.71mg/dL,BP180 120U/mL(基準9.0未満).病変部の写真を次に示す.

原因として考えられるのはどれか.

  • a GLP-1 受容体作動薬
  • b スルホニル尿素薬
  • c ビグアナイド薬
  • d DPP-4 阻害薬
  • e インスリン療法
主要所見

緊満性の水疱

KEY WORD
  • 1. 全身に広がる瘙痒感を伴う紅斑と緊満性の水疱(→表皮下水疱であり,水疱性類天疱瘡などが疑われる)
  • 2. 糖尿病薬を 2 年前から内服(→治療薬が皮膚症状を引き起こしている可能性を想起)
  • 3. 血糖111mg/dL,CPR(血清Cペプチド)3.6ng/mL(→CPI 3.24とインスリン分泌能が保たれているときの薬剤選択)
  • 4. BP180 120U/mL(→水疱性類天疱瘡でみられる自己抗体)
画像診断

紅斑の上に比較的大きな緊満性の水疱が多発している.

解法の要点

インスリン分泌能は保たれており,内服薬で血糖コントロールされていたと推測される.経口血糖降下薬の使用に伴う皮膚障害として近年注目されているのが,DPP-4阻害薬によって引き起こされる水疱性類天疱瘡である.国内症例の集積を受けて,2016年よりDPP-4阻害薬の添付文書に重大な副作用として追記がなされている.

診断

DPP-4 阻害薬誘発性水疱性類天疱瘡

解説
  • ×a 注射製剤.インクレチンホルモンであるグルカゴン様ペプチド -1(GLP-1)は グルコース濃度依存的に膵β細胞からインスリン分泌を促す.現時点で水疱性類天疱瘡の副作用報告はない.
  • ×b 膵β細胞に作用し,インスリン分泌を促す.重大な副作用として低血糖がある.
  • ×c 肝臓での糖新生を抑制する.インスリン抵抗性改善薬である.重大な副作用として乳酸アシドーシスが有名である.
  • ○d GLP-1 を分解する DPP-4 を阻害し,血中の GLP-1 濃度を上昇させる.DPP-4 阻害薬には IL-2 や INF- γを介した副作用が報告されている.DPP-4 阻害薬の中では, ビルダグリプチンやシタグリプチンの報告が多いが,他の DPP-4 阻害薬(アログ リプチン,リナグリプチン,テネリグリプチン)に関しても報告が集まりつつある.
  • ×e インスリン分泌能が保たれており,認知症もあることからインスリン治療より は経口血糖降下薬での血糖管理が望ましい.
正 解: d